参加者の声:酒井萌さん「本気でやればやるほど学びが多いし、成長出来ると思います!」

酒井萌さん 高校3年生(参加当時)
酒井萌さん 高校3年生(参加当時)

 

酒井萌さん(2012年夏プログラム参加者 当時高校3年生)

 

所属していた会社(チーム)の名前は「Chou Chou」。メンバーは高校生3名と大学生5名、大学院生1名、社会人1名の計10名で構成されていた。萌さんの役職は広報だったが、終盤になるにつれ会社のマネージャー的存在に。2012829日、恵比寿にて「旅~世界を広げる~」をコンセプトにライブ「ONE’s YOUTH」を開催し、94名の観客を集めた。

 

 

 

なぜブラストビートに参加しようと思ったのですか?


高2の終わりあたりからなんか学校がおもしろくなくなってきて、高校の外で何か活動したいなって思ってたんです。そんな時に社会人のいとこが教えてくれたのがブラストビートでした。それまでの私は高校の中だけで生活していて、先輩に学外で活動している人はいましたけど「そういうのがあるんだ~」ぐらいにしか思ってなかったです。でもブラストビートを知ってちょっとおもしろそうだって思って、それで参加することにしました。

 

 

ブラストビートでは「音楽・起業・社会貢献」の3つを柱にしていますが、どれに興味があったのですか?

 

社会貢献に関しては、学校の社会貢献活動で海外研修に行ってたりもしたんですが、別にものすごい興味があったわけではなくて、今回のプログラムにはイベント企画が感覚的におもしろそうだと思ったから参加しました。

 

 

「営業やりたい!」「広報をやりたい!」というような明確な理由を持って参加したわけではなかったのですね。

 

そうですね。でもあえて言うなら、フットワークを軽くしたかったっていうのがあります。それまでの自分はフットワークが軽くなかったし大事なところで逃げたりすることが多かったので、そういうのをなくしたいなって思ってました。だからもう出来るものはやってみようって(笑)春休みにいとこから紹介してもらった他のイベントにも参加したんですけど、それも参加してみたらおもしろかったので、チャンスがあるならとりあえず何でもやってみようって思ってました。

 

 

萌さんの所属していたChou Chouは「旅」をテーマにイベントを開催しましたが、自分たちのイベントの良かったところは何だと思いますか?

 

出演したアーティストが3組弾き語りで、1組がジャズピアノのセッションだったんですけど、お客さんは社会人が多くてわりと年齢層が高かったので、ものすごく盛り上がるというよりは弾き語りとかで落ち着いた盛り上がりが出来て良かったのかなって思います。あと、『旅』っていうコンセプトがしっかりしてたなと思います。実際に旅をしてきた旅人さんを呼んで旅の話をしてもらったり、アーティストの皆さんにステージ上でそれぞれの旅の話をしてもらったりしました。

 

 

イベントに来てくれたお客さんから感想は聞けましたか?

 

最後の30分だけ来てくれた友達からは「全部見れなかったのが残念だったけど、すごく楽しかった」と言われました。他にも「誘ってくれてありがとう」とか言ってくれる人が多くて嬉しかったです。あと、私はつなぎ役が好きなんだなっていうのに気付きました。それこそ私は今回アーティストさんとお客さんのつなぎ役をやってましたし、きっとそれは自分が写真を撮ったり映像を撮ったりするのが好きな理由と同じなんじゃないかなって思います。学校でも、「こんな楽しいことがあったよ」とか「こんな子がいるんだよ」ってことを多くの人に知ってもらいたくて写真を撮ってFacebookにあげたりしてますし、きっとつなぎ役になりたいっていうのは無意識的にずっとあったんだと思います。最近になってやっとそれを意識できるようになりました。

 

 

プログラムに参加していた3か月間で、一番モチベーションが上がったのはどんな時でしたか?

 

企画が決まった時は特にモチベーションがあがったかなと思います。これに向かえば良いっていうのがちゃんと見えてきたっていうのが私にとっては大きかったです。

 

 

萌さんにとって、Chou Chouで得た学びって何だったのでしょうか?

 

「自分で動かなきゃどうにもなんない」っていうのが大きいですね。常々人が嫌だなと思うことをやりなさいとか言われてきましたけど、結局なんとなく逃げてしまうことが多くて、でも自分が本格的に関わるとしたら、自分が動かないと本当に動かなくなるんだなって思いました。

 

 

それはチームのためですか?それとも自分のため?

 

半々ですね。それこそ最後の方はチームのためはほとんどなかったです。でも自分のためというわけでもなくて、それよりはチーム以外の周りの人のためって感じでした。アーティストさんとか寄付先の皆さんとか、お客さんとして来てくれるって言ってくれた友達とか、散々迷惑かけたけど力になってくれた親とか、メンターさんたちとか、ブラビの人とか、そういう人たちに対してちゃんとやり遂げなきゃまずいなって思ったんです。

 

 

プログラムを始める前の自分と今の自分に変化はあると思いますか?

 

それこそフットワークは軽くなったし、参加できるものは全部参加しようって思うようになりました。選ばなくなったのかな。自分が参加できるって分かったら、とりえずじゃやってみようって(笑)なんでも経験してみないとわからないし、意外とそういうのって参加した時はわからなくても後々思い返してみたら自分のためになってたりすることが多いんです。心境が変わったというか、考え方とか感じ方?それこそイベントのテーマじゃないけど、自分の世界が広がったんだと思います。

 

 

3か月間のプログラムを終えた今改めて考えてみた時、ブラストビートの魅力って何だと思いますか?


人によるとは思いますけど、楽しいし、すごく経験できるし成長もできる所だと思います。1つのことに打ち込むって経験ってあまり出来ないし、それこそかべちゃん(Chou Chouの大学生メンター)が最初に言ってたけど、「本気でやればやるほど、学びが多いプログラム」だなって。でも本気でやればやるほどそれだけ時間を取られるってことだから、いろいろやりたいから片手間でやりたいっていう人にはおススメできないですね。でもブラストビートのプログラムに参加して私は本当に良かったって思ってます。

 

 

では最後に次回以降のプログラム参加者に向けて何かメッセージをお願いします。


本気でやればやるほど学びが多いし、成長出来ると思います!

 

 

 

萌さん、お話を聞かせてくださりありがとうございました!

 

 

 

 

聞き手:廣川ともよ(かべ)